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2016.12.29
ファンを尊び 苦楽を共に

仕事納めとなった29日 大阪市福島区の阪神電気鉄道本社で坂井信也オーナーが「去年は結構パッと思いついたけど、トリは難しいワ(笑)」としながらも来年・酉年の抱負を2つの漢字で表現しました。

「『尊』・・・間にトリ(酉)と言う字が挟まってるけど、ファンを尊ぶ(たっとぶ)とか、スポーツマンシップを尊ぶとか、ルールを尊ぶとか・・・(野球賭博問題などを指すのか?球界では)今年いろいろあったから。子供たちに尊敬される存在に!と思ったんだけど、何となく説教臭くて(笑)」。

「もう一つ『楽』・・・木の上に白い鳥がさえずっているような恰好してるから(白は白星にも通じる)。ファンの皆さんに楽しんでほしいという事。来シーズンも楽しみに!というのと、選手も野球を楽しんでやってほしい。監督・フロント、まぁボクも含めて苦楽を共にして行きましょう!と」。

オーナー自身いろいろ考えを巡らせながら答えを選んだ2017年(酉年)の漢字ですが、なかなか1つに絞り切れず、最後には「どちらでも」と記者に判断を委ねました。それだけ一言では表現仕切れない程の思いが込められていたようです。

『超変革』の今季は、一部を除いてベテラン・中堅の不振が目立ったものの、金本イズムの下で多くの若虎が育った実り多き一年でもありました。チーム内の改革が進む中で来季へ向けた補強もほぼ一段落して、オーナーにしてみれば、あとは現場に任せるだけ!という心境かもしれません。

冬の日もすっかり暮れて終業時間の頃になると、ロビーに松飾りが置かれて電鉄本社の迎春準備は万端。年内最後のコメントを残して上機嫌に帰途についた猛虎の総帥ですが、酉年に苦楽を共にするチームの躍進を信じて、その背中は希望に満ち溢れているようでした。

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