- 2017.1.12
- 『家族』を力に変えて
厳しい寒さに見舞われた鳴尾浜球場ですが、グラウンドには、寒風にも負けず自主トレで汗を流す選手たちの姿がありました。なかでも一際ホットだったのは、この日、結婚を発表した石崎剛投手。ランニングやキャッチボール、ウエートトレーニングを行い、充実の表情を浮かべました。
「今日の練習に来る時も、普段と違う感覚があるのかなと感じながら来ました。でもグラウンドに立ったら、いつもどおりですね」
神奈川県出身の一般女性と、約1年の交際を経て昨年末に入籍。
「新婚生活を充実させていると、改めて感じます。ふとした時に『家族』というのがよぎるので、それを力に変えられたら。独り身じゃないので、1年でも長くプロ野球界に残っていたい。1年1年勝負の年ですし、今できることをしっかりやりたいです」
心機一転、力強く決意を語りました。
今、主に取り組んでいるのはウエートトレーニング。「毎年ケガをしているので、それを克服するためにも、この時期のトレーニングは重要。強い体を作らないといけない」と、年末年始の帰省中もウエートトレーニングは欠かさなかったといいます。
引き締まった顎には、やや長めのヒゲが。「台湾で伸ばし始めたんですけど、良かったので験担ぎです」と、ニヤリとしながら顎ヒゲを撫でました。
昨年11月末から約3週間にわたって参加した、台湾でのアジアウインターリーグでは、ウエスタン選抜のクローザーとして活躍。5セーブを挙げ、リーグのセーブ王に輝きました。12試合で12回1/3を投げ、防御率0.00と抜群の安定感を見せています。
台湾での好調をキープすべく、験を担いで伸ばしている顎ヒゲですが、「そろそろ剃ろうかな」と石崎。ヒゲはなくなっても、ウインターリーグで得た収穫を手放すつもりはありません。
中継ぎ右腕として、一軍定着へ。『家族』という大きな力に後押しされて、3年目のシーズンに臨みます。
