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2017.2.13
世界へ!圧巻の試運転

宜野座キャンプは、第3クール3日目。初の練習試合(対横浜DeNA)が行われ、スタンドが多くの観衆で溢れかえりました。午前中にはNPBの熊崎勝彦コミッショナーが来訪し、阪神ナインを激励。侍ジャパンの小久保監督と権藤コーチもWBCメンバー視察の為に顔を見せています。

練習試合には横山が先発。初回二死からDeNA3番 育成・網屋にバックスクリーンへ先制ソロアーチを浴びるも2回を2安打1失点とまずまずの内容です。2番手の藤浪は、課題としていた変化球を上手く使って2回(24球)打者6人を完璧に抑えました。(藤浪の場内表示最速は153km/h)

「紅白戦(8日)ではストレートが良かったので、今日は変化球を何とかしたかった。(WBC公式球に対しては)まだまだ調整する部分はある。今日は緩い変化球を投げる事が出来たし、色々と試せて本当にいい登板だった」。藤浪晋太郎投手が手応えを口にします。

WBC日本代表・小久保裕紀監督も圧巻の投球を目の当たりにして非常に満足そうです。「(今までのイメージと違って)非常にまとまっていた。(これまでのイメージは)荒れ球。カットボール・ツーシームを試してると本人も言っていた。現時点では言うことない。あとは(代表としての)実戦で。(WBC公式球を使って)去年もそこまで違和感なかったけど、馴染んでいた印象。(WBCの起用法について)先発は考えていないけど、今日のような投球を中でやってくれたら勝てる確率が格段に上がるので。今の状態のまま来てくれたら良い」。

試合は2回裏 中谷・板山の連続長打で追いついた阪神ですが、6回表 3番手・青柳が2点適時打で勝ち越され7回表には島本がDeNAのルーキー細川に痛恨の一発を許して4対1で敗れました。

打線では1番ショートで先発出場の北條史也内野手が、二塁打2本を含む4打数3安打。「今日は自分のバッティングが出来た。追い込まれてから、思った通りに(スイングが)修正する事が出来た。この形を継続してやっていきたい」と振り返りました。

中谷将大外野手も速球を捉えての2安打に成長の跡を感じさせます。金本知憲監督は、「速い球に負けてなかったね。(本来変化球打ちが得意で速球は苦手だったけど)2本ともストレートでしょ? スイングスピードも出てきたし・・大きな成長やね!」と目を細めました。

注目された新戦力の御披露目ですが、自ら志願して5番DHに名を連ねたキャンベルは見逃し三振と中飛。やはりスタメン出場のルーキー糸原・大山の二人もノーヒットのデビュー戦となっています。

「今日は日米ストライクゾーンの違いを確認したかったので、球を見ていこうという意識だった。シーズンに向けて出来るだけ打席に入って経験したい。試合に出場してプラスになることはあっても、マイナスになることはない」とエリック・キャンベル内野手は断言します。

「(今永投手は)手元での伸びを感じたけど、それを打たないといけないのがプロの世界。イメージを残して次に繋げたい」。初の対外試合を3打数0安打で終えたドラ1ルーキー大山悠輔内野手も闘志を新たにしていました。

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