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2017.2.16
投打かみ合い、快勝!

第4クール初日。宜野座キャンプでは青空の下、韓国・サムスンとの練習試合が行われました。

この試合に「5番・DH」で先発予定だったエリック・キャンベル内野手は、腹痛のため練習を欠席。読谷村の病院でウィルス性胃腸炎と診断され、宿舎で静養しています。

阪神の先発は、岩田稔投手。11日の紅白戦では2回8安打5失点と乱調だっただけに、名誉挽回のマウンドとなりましたが、初回から制球が定まらず不安定な立ち上がり。一死満塁のピンチを招きますが何とか無失点で乗り切ると、二回は三者凡退に。2回を1安打2四球無失点の、粘りの投球を見せました。

二番手の秋山拓巳投手は、4回を投げて1安打無失点。3イニング目の五回、一死から死球を与え初めて走者を出しますが、次打者を遊ゴロ併殺に仕留めます。続く六回には、先頭に初の安打を許すも、二塁・荒木の遊撃・北條へのグラブトスが決まり二ゴロ併殺。打者12人に46球と、ストライク先行のテンポの良い投球で打者を封じました。開幕ローテーション入りへ猛アピールを続ける秋山に、金本知憲監督も「先発5、6番手に近くなっている。去年の秋からずっといい」と高く評価しています。

七回以降は、歳内、山本、石崎が1イニングずつ投げ、無安打無失点の好投。完封リレーで締めくくりました。

打線は初回、先頭・北條が左前打で出塁すると、2番・糸原が右線を破る二塁打。続く高山が四球を選び無死満塁で、四番・原口が押し出しの四球で1点を先制します。中谷と板山の連続2点適時打もあり、打者一巡の猛攻で一挙5点を挙げました。

六回には、9番・坂本の左前打を皮切りに、荒木、高山、原口の3者連続適時打で4点を追加。この試合2度目の打者一巡となっています。

「1番・遊撃」で先発し、2安打1四球の北條史也内野手は、「毎打席、狙い球をしぼって入れている」と納得の表情。金本監督も「レベルの高いことに取り組んでいる。去年より1ランクアップしているね」とその成長に目を細めました。

ここまで実戦3試合で8打席無安打のルーキー・大山悠輔内野手は、「8番・三塁」で先発出場。この日も4打席凡退に終わりましたが、指揮官は「まだまだアマチュア。でも、タイミングの取り方も、テークバックも前に行かずしっかり後ろに残っている。あとはスイングのスピード。雰囲気はあるから、スピードが付いてきたら打つと思うよ」と期待を寄せています。

サムスンとの練習試合は、9対0で阪神が大勝。2度目となる対外試合で、今季初勝利を収めました。

右膝関節炎のため別メニュー調整を続けている糸井嘉男外野手が、今キャンプ初めてメイン球場で練習を行いました。

スパイクを履き、ティー打撃の後は外野の芝生でキャッチボール。久々の屋外での練習に「(注目を浴びて)恥ずかしかった」と苦笑いを浮かべつつも、「一気にいかないようにメニューを組んでもらっている。順調に来ていると思います」と手応えを口に。復帰に向け、徐々に階段を上っています。

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