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2017.2.17
糸井が豪快アーチ

第4クール2日目。沖縄・宜野座村野球場は、気温20℃を超える暖かい一日となりました。

南国らしい陽気の中、右膝関節炎のため別メニュー調整中の糸井嘉男外野手が、今キャンプ初めて屋外フリー打撃を行いました。

前日に、初めてメイングラウンドで練習を行い、スパイクを履いてのティー打撃を再開したばかり。この日も、ランチタイムにメイングラウンドへ姿を現すと、ティー打撃を開始します。力強いスイングを見せると、金本知憲監督や片岡篤史打撃コーチと言葉を交わし、一旦ベンチへ。ヘルメットを被って再びグラウンドに現れ、打撃ケージへと進みます。

打席に入った糸井は、34スイングで6本の柵越え。右翼芝生席後方の防御ネットまで届く特大アーチも飛び出し、スタンドからはどよめきと拍手が沸き起こりました。

見守った金本監督は、「やっぱり室内とは違うからね。室内は打球の伸びが出てこない。スイングが小さくなっているから。そこはさすがというか、打球の伸び、インパクトも強いし、ポイントもいいし、打球は落ちないし、距離も出ている」と絶賛。それでも、「トレーナーと相談しながら。治りかけの今、無理しがちだから」と慎重な姿勢を見せます。

「俺は(阪神移籍1年目の)2003年、肉離れでキャンプはほとんどやっていないから…ということを言って、『安心しなさい』と。膝を手術した2008年も、ほとんどオープン戦出てないし。シーズン開幕戦で三塁打を打った時にピリッときたけど、そういうことがないようにしてほしい」

自身の経験を交えて、焦りは禁物と説いた指揮官。開幕を万全な状態で迎えるため、一歩一歩着実に調整を進めていきます。

藤川球児投手が、今季初めてフリー打撃に登板しました。

ルーキー2人を相手に、糸原健斗内野手には17球、大山悠輔内野手には16球。安打性の当たりは計4本で、順調な仕上がりを見せています。

「ブルペンではコントロールを中心に練習して、フリー打撃ではバッターの反応に対するピッチングの仕方を練習した。バッターに投げるには、腕力じゃなく下半身の力が必要。投げながら感覚をつかんでいければ」と藤川。開幕に向けては、「自然体で上がっていけばいい。自分のことはしっかり見えている。順調にきていると思います」と話し、ベテランらしい落ち着きを覗かせました。

前日の16日、ウィルス性胃腸炎と診断され練習を欠席したエリック・キャンベル内野手は、この日もグラウンドには姿を見せず。宿舎に隣接する室内練習場で、別メニュー調整を行っています。

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