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2017.3.30
いきなりですわ!

開幕ローテーション入りが有力な青柳が、ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)に先発。6回(85球)を投げて最速は142km/hで2安打5三振1四球の無失点と素晴らしい内容を見せました。

「前回(対福岡ソフトバンクOP戦・ヤフオクドーム)全部左打者に打たれたので、それをどうやるか?工夫して行けよ!と、言われていた。監督から言われた内角攻めと(今朝)掛布さん(ファーム監督)にも左(打者)の胸元か?左ヒザを狙う位で攻めて行ったら左打者はおかしくなるから!という話をされたので、それは意識してやった。左のインコースに関しては結構攻める事が出来た。そのおかげで外のツーシームを引っ掛けて内野ゴロ、ゲッツーというのもあったので」。青柳晃洋投手は、成果を噛み締めるように話します。

開幕2カード目・東京ヤクルト戦(京セラドーム大阪)での登板が予想されますが、開幕を迎える心境は昨季と比べると「去年はファームだったんで、こうやって開幕に一軍呼んでもらってるんで全然違う」2017年です。心躍る初戦のマウンドですが、「内容が良ければ一番良いけど、とりあえず勝ちに拘ってやりたい!チームの勝ちなんで!」何が何でも白星に貢献する事が最優先となります。

開幕前夜。広島入りした猛虎ナインが敵地マツダスタジアムでナイター練習を行いました。FA移籍で初のセ・リーグ開幕を迎える糸井嘉男外野手が、「気持ちはヤバい。震えてる。うそピョーン!」といつものジョークで報道陣を煙に巻きます。それでも、相手は「優勝チームだし、不足はない。最高のチームと当たる」事もあって、特別な高揚感は隠し切れません。

敵地で昨季の優勝球団との開幕戦とあって金本知憲監督も「気が引き締まる」思いを口にします。「いきなり、いきなりですわ!一番苦手とする球場から」と自ら切り出したものの、昨季はマツダで5勝8敗と聞かされて「5勝してんだ、一応。そうでもないよ!もっと負けてるイメージあったけど」と気を取り直しました。

苦手とされる相手先発ジョンソンに関しても、「去年終盤ちょっと良い感じでネ、捉えかけていたので。選手はどれだけ苦手意識持ってるか?分からないけど、そんなに悲観してるところはない」と言います。就任初年度に続き開幕投手に指名したメッセンジャーについては「去年今年の中で一番良い状態かな?ボクは一応、安心して見ていられる」程、全幅の信頼を寄せました。

オープン戦終盤、原口・北條らが調子を落とした事が気掛かりな指揮官ですが、「逆に言えば、今から上がって行くしかない訳だから。(不調の時期も)落ち込んだり挫けたりせずに常に前を向いて!っていう気持ちを持つ事が、やっぱ大事だと思う」と話しています。

「(敵地で勝って最初に試練を乗り越えたら)チーム全体として自信つけるんじゃないか、と思ってる。もし、負け越すような事があっても悲観する事もないし。シーズン長いんでね。チーム状況、チーム力の良い時もあるし、噛み合わない時もある。でも、やっぱり、そうは言っても結果ですから・・・いきなり、勝ちたいですね!」。

古巣でありディフェンディング・チャンピオン広島との開幕戦をまえに揺れる心の内を吐露した就任2年目の指揮官。猛虎の2017年シーズンが、いよいよ始まります。

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