10/5(土)は阪神甲子園球場にジャイアンツを迎えてのホーム最終戦。
快勝し笑顔で桧山選手の引退セレモニーを迎えたい!
気になるジャイアンツ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
ジャイアンツとの前回対戦は、9月6日から甲子園で行われた3連戦。
第1戦は初回に西岡の犠飛で先制すると、3回裏には鳥谷の適時打などで加点。3-2で迎えた5回には鳥谷がライトに3ランを放ち、リードを広げた。鳥谷はこの日、4安打5打点の大爆発。投げては、ジャイアンツキラーの能見が7回2失点の力投で勝利を収めた。
第2戦は2回裏、前日から5番に起用されていたマートンがライトへのソロを放ち先制。試合には敗れたものの、俊介、新井貴がそれぞれ2安打を放つなど、意地を見せた。
第3戦はビハインドの最終回に打者一巡の猛攻で大量5得点。惜しくも追いつけなかったが、猛虎打線が底力を発揮した。
ジャイアンツとの対戦成績は10勝12敗1分と、惜しくも負け越し。しかし、直接対決の得点数ではタイガースが上回っており、攻略の隙は十分にある。レギュラーシーズン最後となるジャイアンツ戦を勝利で締めくくり、クライマックスシリーズへと弾みをつける。
桧山進次郎、引退――。10月5日、タイガースを支え続けてきた男がフィナーレの舞台に立つ。ファンもナインも桧山自身も特別な思いで迎える一戦となるだろう。
1991年にドラフト4位でタイガースに入団すると、プロ1年目から一軍の試合に出場。パンチ力のある打撃と勝負強さを武器に、気付いた頃にはチームの中心打者へと成長していた。2003年には4番として、また選手会長として18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。05年に再びチームを優勝に導いた後は、“代打の神様”としてチームの代打記録を次々と塗り替えていった。タイガースひと筋でバットを振ってきた桧山は、人気と実力を備えたタイガースの看板打者として長く君臨し続けてきた。
記念すべきこの試合をジャイアンツ戦で迎えるのも感慨深い。プロ1年目の1992年5月30日、甲子園のジャイアンツ戦でプロ初出場、初スタメンで一軍デビュー。その後、初安打、初打点も同カード同球場で記録している。ライバル球団同士の“伝統の一戦”は、桧山の戦いの歴史でもあったのだ。
歓喜の瞬間も苦悩の時代も、フィールドにはいつも背番号24がいた。22年間のすべてをタイガースに注ぎ込んだ功労者も、今季をもって現役生活にピリオドを打つ。球場に響き渡る大歓声を胸に、最後の最後まで全力プレーでファンを魅了する。
※文章中のデータは2013年9月27日終了時点
年度 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|
1992 | 7 | 1 | 0 | 1 | .143 |
1993 | 11 | 3 | 0 | 1 | .273 |
1994 | 7 | 1 | 0 | 0 | .143 |
1995 | 60 | 12 | 0 | 4 | .200 |
1996 | 97 | 19 | 2 | 5 | .196 |
1997 | 98 | 21 | 2 | 10 | .214 |
1998 | 76 | 19 | 5 | 12 | .250 |
1999 | 75 | 16 | 1 | 9 | .213 |
2000 | 39 | 10 | 0 | 1 | .256 |
2001 | 97 | 25 | 4 | 13 | .258 |
2002 | 90 | 23 | 4 | 15 | .256 |
2003 | 77 | 27 | 2 | 9 | .351 |
2004 | 100 | 32 | 5 | 21 | .320 |
2005 | 43 | 11 | 3 | 9 | .256 |
2006 | 10 | 1 | 0 | 2 | .100 |
2007 | 11 | 3 | 1 | 2 | .273 |
2008 | 15 | 1 | 0 | 1 | .067 |
2009 | 15 | 2 | 0 | 0 | .133 |
2010 | 16 | 3 | 0 | 1 | .188 |
2011 | 11 | 1 | 0 | 2 | .091 |
2012 | 6 | 2 | 0 | 1 | .333 |
2013 | 8 | 4 | 0 | 3 | .500 |
TOTAL | 969 | 237 | 29 | 122 | .245 |
※データは2013年9月27日終了時点