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2016.10.10
15本は絶対打てる!

爽やかな日本晴れ・行楽日和となった体育の日。甲子園球場では秋季練習2日目(野手組)が全メニュー屋外で行われました。

ノックでは、内外野4ヶ所をローテーションで全野手が巡って足の運びや捕球姿勢を確認。「アカン!粘れ、粘れ!」「何か(動きが)硬い硬い!ハヤタ」「良い目線や、目線!」「おっしゃ〜!」・・・平田勝男チーフ兼守備走塁コーチの元気な声がグラウンド中に響き渡ります。

フリー打撃では、今季途中からショートに定着するなど進境著しい北條が、金本監督の指示で作成した通常サイズよりも10cmほど短いバット(75cm)を使って練習。最後の方にはレフトへのサク越えを放つなど見事な対応能力を示しました。

「短いバットは扱いやすいけど、しなりにくいし(遠心力も働かないので)飛ばないでしょ? 」。金本知憲監督は、その短いバットで如何に遠くへ飛ばすか?を工夫する中で体の使い方を身につける事が出来ると考えて指示を出しました。選手によって合う合わないはあるものの、「北條の場合、思惑通り」この方法が嵌ったようです。「オレも現役時代(練習で)短いバットを使っておけば良かった。身体も大きくなって、ショートで北條みたいなタイプは やっぱり、小技は勿論だけど」もっと長打を打てる能力があると考え、この点において片岡コーチと同じ認識で一致している!と言います。

「短いバットで遠くへ飛ばそうと思ったら、カラダ全体を使わないと飛ばない!と監督に言われた」。北條史也内野手が話します。「短いやつで打って、普通のバットに持ち変えて打った感覚は違うし、今はどういう感覚かを試している状態。(短いバットで本格的に練習するのは初めてだが)いつものポイントより呼び込んで打たないと!と思ったり・・」色々と試行錯誤する必要があるようです。

元々、公式戦終盤に普通(85cm前後)よりも長いサイズのマスコットバットを2本用意するように言われて90cmと92cmの2種類を準備して来た北條。今後は、これら長短バットを使い分けて、打者としての感性を高めたいと考えています。「長いやつで打ってから普通のを持った時はどういう感覚か?とか、とりあえず色々試して行ったらどうや!と言う話です」。

金本監督は断言します。「将来的にはホームラン15は絶対打てると思う。甲子園は広いけどネ。打率もないとダメ。3割 、15(本塁打)位。オレ、いける!と思う」。肉体改造と遠くへ飛ばすコツを掴めば十分に中軸を張れる確信があるだけに言葉にも自然と熱が籠ります。「(1番を打つには)足が遅いんだ、足が!。(それでも足が)速くなるようにトレーニングとか、走る先生に診てもらうし、3番ぐらい打てるようになって欲しい。(高校時代は)光星学院、準優勝チームの4番なんやから(笑)」。

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