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2016.10.11
シュンとするな!

涼しい秋風が吹く甲子園で11日 秋季練習3日目(野手組)が行われました。ウォーミングアップから最後のダッシュ系(ラン)まで約3時間と言う比較的軽めのメニューで最初のクールを締め括っています。

フリー打撃では、今季136安打を放ち球団新人記録を塗り替えるなどセリーグ新人王の最有力候補となっている高山が力強くサク越えを連発するなど一年の成長を感じさせる姿を見せつけました。

「(高山は)守りの練習もやってるけど、やる事がとにかく多い。若いんだから、やらないかん。若手が一番伸びるのは、やっぱりこの時期。シーズン終わってから一冬越した時に伸びるやつは伸びる。どういう意識を持ってやるか?で変わって来る」。金本知憲監督はスーパールーキーに来季3割 20本塁打 80打点と言う高いノルマを課して、成長を促します。

「(ノルマを達成する為に必要な条件は多いが)先ずはスイングの力をつけなアカン。少々詰まっても押し込むとか、少々泳いでも・・とか色々あるけど、一番はそりゃ、ブレない事よ」。

精神面では「(守備などで)ミスした時に成績が悪かった」事を問題視。「(平田チーフは高山がミスした時に)俊はシュンとすんな!とか言ってるけどな。オレじゃないよ、平田チーフがね(笑)。チームに対して、投手に対して申し訳ない気持ちは絶対誰にもあるけど、落ち込んだら取り返せないんだから。逆に、エラーしたらよく打つ!ミスしたらやたら打つな!」位の図太さを求めます。

走塁に関して30盗塁は難しいとしながらも、「足速いから、もっと意欲を持って欲しい。横着させませんよ!」と、このジャンルでもトリプルスリーの先達としてゴールデンルーキーに高い志を持たせる構えです。

高山 俊外野手も至って前向き。「今年、数字見たら、ホントに中途半端。3割に行かず(打率.275)本塁打も二桁行かず(8)で・・。新人だからで騒がれる事が多かったけど(2年目の)来年、今年と同じ数字では・・」と自らの記録を厳しく評価して、「今から目標に向かってやっていけたら」グレードアップ出来るとの信念で取り組む姿勢を見せます。

「足も遅い訳ではないので、色々研究しながら盗塁もやっていけたら良いと思う。今年 度胸なくて走れなかったので、手応えも何もないけど・・練習するしかない!。(ミスした試合であまり打てなかった事は)切り替えないといけなかったので、そこは反省しないといけない」。

ルーキーイヤーを振り返り、「こんなに多くのファンから観られて野球をやるのは初めて」だった環境の変化が精神面に多少影響した部分を認めた上で、それらを克服する意味でも「今は(ひたすら)技術を磨きたいな!」と強く誓う高山だけに、今後グラウンドで『シュンとする』姿を見せる事はなさそうです。

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