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2016.10.13
やっぱりモノが違うワ

第1クールは投手・野手が鳴尾浜と甲子園に分かれていた秋季練習は、13日から投手陣も合流して甲子園球場で一本化されました。

午前中 投手陣は内野でノックを受けて、ショートスローやバックホームの練習。高代延博ヘッドコーチが、藤浪に直接指導を施します。「(今季は)投手のミスも多かったし。相手方が捕りやすいボール(を投げると言う事)。あとは、すぐ投げるんじゃなくて、キャッチ〜ステップ〜スロー」と段階をしっかり踏んで覚え込ませる事が重要なポイントです。

今季はバント処理などフィールディングの致命的なミスが目立った藤浪晋太郎投手。「元々、センスがないタイプ。練習では出来るけど、試合で焦った時にどうなるか?(が問題)。実戦の中とか、苦しい場面、プレッシャーがかかったそう言う時に備えて、やる(べき)事をやるだけ」と語り、課題克服に意欲を示しました。

「晋太郎に関しては(このオフ 課題の)一番はバランスでしょ。体力作りと、大谷やダルビッシュに比べて肉付きが全然違うから。(これまでは本人任せだったが、投手の事は)オレも分からんかったし、正直。どういう練習を、何を意識させて(やれば良いのか?)と言うのが見えなかったけど、少し見えて来たから(今後)思った事は言って行く」。金本知憲監督も次代の大エースに遠慮はしません。

「(藤浪は)スクワットの姿勢が取れないんだよね。何でか知らんけど(そこを)どうやって補って行くか? (そういう選手も)たまにいるけど、どっか硬いんだろうな? 股関節とか・・。投手に(ウエイト)トレーニングは向かない言うけど、大谷とかダルビッシュ見てると、評論家の皆さん 何を言うてるの?と。(現時点では大谷らライバルに)正直負けてる訳だけど、負けて悔しい!ともっと言ってイイ。内心は悔しい思いがあると思うヨ。板山なんて高山とあんだけ差があっても『負けたくない』と言うし、(藤浪も)堂々と言えばいい」。

いつも比較的クールな若き右腕に、負けん気を剥き出しにし、必死に肉体改造に取り組んで欲しい!とメッセージを送る指揮官。「(今季、藤浪が登板した)最後の2試合観たら、やっぱりモノが違うワ。逆にもったいない!」思いが強かっただけに、今オフの過ごし方に大きな期待を寄せています。

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