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2016.11.3
高速クイック

晴天に恵まれた文化の日の高知県安芸市。第2クールに入った秋季キャンプですが、四藤慶一郎球団社長や高野栄一球団本部長らが視察に訪れました。早速プルペンで藤浪らの投球をチェックしています。

サムライJAPANの強化試合に向けて調整に励む藤浪晋太郎投手は、1日の紅白戦に先発。WBC公式球を使用して無死1・3塁からイニングが始まる特別ルールの中で2安打3三振2四死球4失点の内容でしたが、「(結果はともかく内容は)悪くはなかった。しっかり指にかかった直球を投げる事が出来た」と振り返っていました。

この日のブルペンでも、それなりの球数をかけて懸命の投げ込みを行います。ツーシームも織り交ぜながらの投球でしたが、「あのボール(WBC公式球)だから動くと言うのもある。自分が投げる場合、ツーシームは基本シンカー気味に垂れるから」なかなか難しい!としながらも、数球は納得行くボールもあったようで手ごたえを感じている様子です。本大会へのメンバー生き残りを目指して静かに燃えていました。

メイン球場では、午前中スチール防止とランダウンプレーの練習。クイック投法で目立ったのは、青柳です。「1秒切っとったネ!速い牽制、殺す牽制を作るのが、今回のテーマ。(セットポジションでも)球威がそんなに落ちない。クイックでのコントロール。打者と勝負出来るか?・・・それが出来るようなら走者がいなくても」セットポジションで投げる事が出来る!と金本知憲監督。春からの急成長に目を細めます。

午後の打撃練習では、金本知憲監督が江越に1時間近く付きっ切りで直接指導を行います。 「(アドバイスは)技術的な事。後ろに体が残り過ぎて回転してるから。両足を使って、しっかり回転による体重移動」を指示した指揮官。宮崎フェニックス・リーグではあまり振るわなかった江越・横田ら期待の若虎達ですが、指揮官は「打撃は(調子が良い時はある程度どんな相手でも打てるけど)悪いとレベルが低くても打てない。そう言う目で観てやろう」と考えています。

「(監督からの指導は)しっかり軸回転して行くというところ。なかなかやれてなかった。今日は、思い切り(上体が前に)突っ込むイメージでやれ!と言われた」。このキャンプでは、打球を飛ばしたい欲求を抑えてコンパクトに振る練習などにも取り組んで来た江越大賀外野手は、4日に予定される紅白戦への抱負を次のように述べました。

「(今季は、言われた事が練習では出来ても)試合になったら出来ない事が多かった。(実戦では)カタチにもこだわりたいし、そうすれば結果も・・」きっと付いてくる筈。来季へ向けた逆襲の『大賀』ドラマが始まります。

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