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2016.11.4
ファンに笑顔を!

安芸秋季キャンプは第2クール2日目。坂井信也オーナーが視察に訪れ、猛虎ナインを次のように激励しました。「連日厳しい練習で体力も落ちていると思うが、練習の成果を出せるよう頑張ってもらいたい。秋季キャンプは基礎体力をつけるところなので、来年春のキャンプはひと回り大きくなった姿を見せて欲しい。来年は今季の反省を踏まえ、是非とも1位で皆さんに笑顔で喜んで貰えるように!」。

午後の紅白戦には望月(紅組)と秋山(白組)が先発。それぞれ2回を投げて秋山が無安打無失点だったのに対して望月は1安打2失点と明暗を分け、試合(6回制・特別ルール)は先攻の白組が9対3で勝ちました。「疲れてる時期だけど(選手達が)元気にしてて安心している。(打点をマークした)北條とか上本が相変わらず元気ですね」。坂井オーナーは、溌剌としたナインの動きに目を細めます。夕刻には四藤球団社長・金本監督らを交えて会食。今後のチームについて様々な意見交換がなされた模様です。

尚、紅白戦で右手に死球を受け負傷した俊介(藤川俊介)外野手ですが、香南市内の病院で骨に異常はなく『右手人指し指の打撲』という診断が下され、幸い大事には至っていません。

メキシコ(モンテレイ)で開催されている第1回WBSC U-23ワールドカップは、4日(現地時間3日)スーパーラウンド初戦で日本が韓国と対戦し、延長10回2対1でサヨナラ勝ちをおさめました。阪神から代表チーム参加の歳内宏明投手と植田 海内野手も勝利に貢献しています。

タイブレーク(無死1・2塁からスタート)の延長10回に登板した3人目の歳内が併殺などで無失点で切り抜けたその裏、2番ショートで先発出場していた植田が送りバント(サードの野選を誘う)。次の乙坂の中犠飛(センターが捕り損ねる失策)で劇的なサヨナラ白星となりました。

阪神がドラフト8巡目で指名した藤谷洸介投手が所属するパナソニックが4日、第42回社会人野球日本選手権(京セラドーム大阪)2回戦で富士重工業に2対1と競り勝ち、ベスト8進出を決めました。阪神OBでもある梶原康司監督は、最後まで行けば準々決勝から3連戦となる日程を睨んで、「投手の使い方は、また考える。(藤谷の起用法も)まだ分からない。投手コーチと練りながら」検討する意向を示しています。

2日の1回戦(対JFE西日本)に先発した藤谷は、153球を投げて6安打7三振で見事な完封勝利をあげています。194cmの長身から繰り出す多彩な変化球を駆使して20歳の若武者が「(これまで)何も出来てなかった」チームに恩返し。二大大会(都市対抗・社会人選手権)では初の完投だっただけに「(肩の)張りは無茶苦茶あった。昨日(登板翌日)は腕を上げるのも痛かった」そうです。

大会に入る時は「1勝でも」と考えていた藤谷ですが、いよいよ頂点まで3勝と迫り「次は自分(が先発)と思っている。負けられない試合。純粋にこのチームで優勝したい!」思いが募ります。山口県の離島・周防大島高から入社して3年間育ててくれた会社にビッグタイトルを置き土産に!・・・長身右腕の夢は現実へ近づいて来ています。

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