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2016.11.10
新井って?

セントラル・リーグが10日、2017年度公式戦の日程を発表しました。来季は3月31日(金)に両リーグ同時スタート。阪神は敵地マツダスタジアムへ乗り込み、今季25年振りにリーグ優勝を果たした広島との開幕戦になります。

プロ野球コミッショナーからフリーエージェント宣言選手が公示された10日。阪神が、国内FA宣言のオリックス・糸井嘉男外野手(35)の獲得に乗り出す意向を示しました。

「明日(交渉解禁日となる11日に糸井選手と)金本監督同席で会う事になりました」。兵庫県西宮市の球団事務所で報道陣に対応したのは、高野栄一球団本部長です。「(金本監督には)超変革でこの一年やってもらったが、編成面からみると(若手の成長はあったものの)勝つと言うことを考えると、打つ事・機動力とかを加えて行きたい(と言う判断になった)。(糸井選手に関しては)躍動感! 戦力としてもそうだが、ファンに訴える力」をより高く評価しています。

「(11日の交渉については)監督に出てもらうと言うのが一番の誠意と言うか、 選手はやはり、監督の意向がどうか?と言うのが一番の興味だし。球団としての意向は当然言うけど、(金本監督から現場の考えを)具体的に言ってもらえるのが一番。・・・とりあえず明日が第一歩なので」と話しました。

京阪神が今秋一番の冷え込みとなった10日。高知県安芸市も肌寒い天気の中、秋季キャンプは紅白戦が行われました。日本が世界一に輝いたU-23 ワールドカップを終えてメキシコから帰国した歳内宏明投手と植田 海内野手も合流して、元気に汗を流しています。

紅白戦は、走者を置いた状況から同一チームが2イニング連続で攻撃する変則ルール。バントや盗塁、ヒットエンドランなど色々な作戦を交えながらゲームを展開させて行く狙いです。紅組は岩貞〜秋山〜松田、白組は青柳〜岩崎〜石崎がそれぞれ2イニングずつを投げました。2回裏には、捕手・坂本が青柳のクイック投法との合わせ技で荒木の盗塁を阻止。打席でも適時打を放って3打点の活躍を見せました。試合は7対4で白組が勝っています。

「(野手は)課題というか、何となく初球ストライクを見逃したり、ポンと上げてしまってる感じ。ある程度成績を残している選手ならまだしも(同じ見逃すにせよ)打ちに行って見逃すとか、打ちに行って読みが外れたから見逃す(とかでないといけない)」。金本知憲監督からは、紅白戦における打者の姿勢が消極的に映ったようです。

糸井選手との交渉に関しては、記者の質問に対し「新井って?」とわざと間違え周囲をひとしきり笑わせた後で「それはもう明日、明日!」と煙に巻きました。

それでも、やはり糸井選手へ思いは隠し切れません。「躍動感あって、足もあって、長打もあって・・・(必要な選手か?の問いに)そらそうよ。だから獲りに行くんよ!。(来季は36歳だが、大丈夫だと)そう判断してるし、体も鍛えてる選手と聞いている。ボクが初タイトル獲った(2004年 最多打点)歳だし、(当時の)オレより体が若い!」。指揮官はチームを活性化させる『意中の恋人』を射止めるべく、練習後キャンプ地から関西へと戻っています。

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