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2016.11.13
ちょっと違うわ

高知県安芸市の秋季キャンプは、最終クールに入りました。秋の行楽シーズンで日曜日と言う事もあってスタンドには四国内外から多くの野球ファンが詰めかけています。

13日は、韓国LGツインズとの練習試合が行われました。阪神先発・横山は2者連続を含むソロ本塁打3発を浴びて3回4安打3失点。「すごく悪かった」・・・肝心の真っ直ぐが走らず苦しい投球を強いられた横山雄哉投手は、本来の力を出す事が出来ず悔しそうに声を絞り出しました。その後は小刻みな継投となりますが、8回に田面が失点した以外は伊藤和・島本・山本・金田・岩崎といずれも1イニングを無失点に抑えています。 打線は原口・高山・板山・荒木が1発ずつ4本塁打を放つなどLG投手陣に15安打の猛攻で14対7と大勝を飾りました。

これも連日朝から一心不乱にバットスイングを続けて来た一つの成果なのか?安芸のスタンドを訪れたファンの笑顔がはじけます。いずれも2ストライク後に放った先制打・本塁打を含む3安打3打点の原口文仁捕手は、「(キャンプで取り組んでいるテーマでもある)追い込まれてから良いカタチで打てた」事に手応えを感じていました。

金本知憲監督も上機嫌。「(原口は打撃の対応力が)ちょっと違うわ!(センター方向へもっと大きな打球を打つようになれば)将来は十分に4番もある!」と讃えています。

横浜市のホテルで13日、ドラフト5巡目・糸原健斗内野手(24歳・JX-ENEOS)〜175cm 80kg・右投左打〜が仮契約を締結しました。(阪神からは佐野仙好統括スカウト・永吉和也スカウトディレクター・北村照文アマスカウトが出席)

攻守走3拍子揃った内野手として注目された島根・開星高時代には春2回・夏1回 甲子園出場。明治大では三塁手としてベストナインを2度獲得も4年春に右手甲を骨折した影響もあり、社会人野球を選択しています。JX-ENEOSではセカンドを中心に活躍するチームの要でしたが、漸く念願叶ってプロの指名を受けた苦労人でもあります。

高山・坂本は大学の1学年後輩ですが、既に1年目から頭角を現した2人に「負けないように。即戦力としてチームに貢献」することが当面の目標です。仮契約を済ませた糸原は、「がむしゃらに! 背中でガッツを」示して「一日も早く(自分の事を)覚えてもらえるよう」更に精進を重ねる決意を口にしました。

高校時代には金本監督も通っていた広島市のジムで指導を受けており、早い時期から筋力トレーニングの重要性を熟知。そんな縁もあっての阪神入りですが、明治の大先輩となる平田勝男チーフ兼守備走塁コーチも「楽しみだネ」と、手ぐすねを引いて可愛い後輩が来るのを今か今かと待っています。

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