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2016.11.15
間違いなく勝てる投手に!

秋季キャンプも大詰め。仕上げに近づいた第4クール3日目は、最後の紅白戦が行われました。いずれのイニングも走者を置いた状況から作戦なども選手たちに任せるカタチで試合を進めます。途中から守りのミスも目立つ乱戦となり、6回までの特別ルールの中 16対13と言うスコアで先攻の白組が勝ちました。

若手が多く、不馴れなポジションに就く場合もあるので、どうしてもミスが目につきます。状況判断ミスや悪送球も目立つ試合に金本知憲監督は、「(ポジショニングなどを含めて)シーズン中ならベンチから指示を出すところだけど、そう言うのを勉強する為にやってるんだから。技術的なミス。そこから点が入ってしまうのは分かって(肝に銘じて)欲しい。試合途中でも、ちょくちょく思った事は言ったけど・・」と説明しました。

紅組先発の青柳は、無死1塁から始まるシチュエーションで2回を投げて1安打無失点と安定感を見せました。原口とのコンビで中谷の盗塁を2度も阻止。指揮官は「(青柳は)ずっと良いと思うヨ。高めは力あるわね。ズバズバ決まったら、左打者でもそう打てないと思う」と評します。コントロールにしても、だいぶ考えて意図して来てると思う。(苦手だった)牽制も出来てきた。クイックも。そんな走られ放題という事はないと思う」と成長に目を細めていました。

香田勲男投手コーチも、青柳に高い評価を与えます。「苦手なとこを克服してるわ。(盗塁も2度刺して)そう言うものが結果として出て来れば、積み重なって確信になれば良いし、投手として総合力が上がって来たら、間違い無く勝てる投手になると思う」。

青柳晃洋投手も自ら手応えを口にします。「こないだよりも良いボールが行った。(例えば)緒方さんへの外の球 チェンジアップは、決め球とかに使えるのかな?と思う。(また、ブルペンでカーブも投げているが)キャンプ中に(実戦で)使えればと思ってたけど、この後、台湾(ウインターリーグに参加する予定)もあるのでソコで使えたら」などと具体的な成果を述べていました。

また、今キャンプで臨時コーチを務めた元陸上競技200m障害アジア記録保持者・秋本真吾さん(34)がこの日で安芸を離れました。「今回は(現役時代にオリックスの臨時コーチをやった時と比べても、指導を一週空けて2度)出来た事が良かった。最後(北條・高山・横田ら坂路を)走ったメンバーは、この期間長く走って、成長を感じる事が出来た。塁間での中間走は、かなり出来てきた。坂道を後半出来たら良いな!と思っていたが、次のトレーニング段階に入る事が出来たので良かった。(紅白戦後の)リレーも(選手の代わりに)まさか自分が走ると思わなかったので、イイ思い出が出来た」。

秋季キャンプを通じ猛虎ナインに走塁革命をもたらした秋本臨時コーチですが、「シーズン中でも長きに渡り、もっともっとサポートしたい」と話し、今後についても阪神ナインを見守り続けて行くつもりです。

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