ニュース

オフシーズントラ番ニュース

TOP > ニュース > オフシーズントラ番ニュース

2016.11.21
吉報届く

オリックスから国内フリーエージェント(FA)宣言した糸井嘉男外野手(35)との契約が合意したことが、21日に発表されました。

糸井は、阪神球団を通じてコメントを発表。「今日を迎えるにあたり、毎日悩みに悩んできました」と決断までの胸中を吐露し、その中で阪神入団を決めた理由を明かしました。

「野球人として成長する為に自分の中で変化というものが必要ではないかと考え、自分を奮いたたせ新しい環境でチャレンジすることにより、更に成長できるのではないかという強い思いと、そして、何より大きかったのは金本監督の熱意に心をうたれたことで、今回、阪神タイガースさんに入団させていただく決断をしました」

今月11日に行われた糸井との初交渉には、金本知憲監督も出席。秋季キャンプ地の高知・安芸から大阪まで駆けつけ、直接交渉に臨みました。来季優勝するためには必要不可欠な戦力であることを糸井に訴え、「初めての恋人」「恋人以上」と約1時間にわたって熱い思いを口に。

待ちに待った吉報を受けた金本監督は、「ある程度の感触は感じていたが、最終の返事を聞くまでは落ち着かない部分があった」と安堵した様子を見せました。

「甲子園が似合う選手。どんどん中心となってチームを引っ張ってほしい。遠慮は全くすることないし、思うように暴れてくれたらいい」

自身も2002年オフに広島から阪神へFA移籍した経験を持つ指揮官が、糸井がチームにもたらす『変化』に期待を寄せました。

今季の糸井は、全143試合に出場して打率.306、53盗塁で盗塁王のタイトルを獲得し、ゴールデングラブ賞も受賞。走攻守すべてにおいて、高いレベルを誇ります。

金本監督は、更なる高み、トリプルスリーへの期待も。

「ポテンシャルは十二分に持っている。あとは本塁打だけ。左バッターは甲子園では難しいけど、センター方向は伸びるし、十分チャンスはある。狙えるものは狙ってほしい」

糸井自身も本塁打数の増加を目指しており、指揮官は「『打撃を崩さないように』とは言った」としながらも、今季17本からの伸びしろを見据えています。

「金本監督を男にできるよう、全力プレーでトップを目指していきます」

糸井の言葉に、「優勝するために来てもらったし、そういう気持ちは嬉しい。チームのために若手の手本になってほしいし、スピリットを見せてほしい」と喜びを表した金本監督。12年ぶりのV奪回に燃えるチームに、熱いパワーが加わります。

「オフシーズントラ番News」は公式携帯サイトからもご覧いただけます。