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2016.11.23
台湾へ出発

『2016アジアウインターベースボールリーグ』に参加する横山、石崎、青柳、坂本、横田の5選手が、開催地の台湾へ出発しました。

同リーグは、25日に開幕。12月15日まで全51試合が組まれ、16日からはプレーオフ、18日には優勝決定戦が行われる予定です。台湾、日本、韓国、欧州から全6チームが参加し、阪神の5選手は日本野球機構(NPB)のウエスタン選抜メンバーとして戦います。

今回の台湾が初海外だという青柳晃洋投手は、「食事と、あと言葉がわからないのも不安です」と少し緊張気味。「荷物は全部手持ちなので、できるだけ少なくしないと重くて困る」と、大好きなマンガも台湾へは持って行きません。

初めての環境へと飛び込みますが、「他球団の選手と野球ができるのは楽しみですね」。ソフトバンクや中日など、他チームの選手たちとプレーできる機会に目を輝かせました。

秋季キャンプで重点的に取り組んだのは、課題であるクイック、牽制、フィールディング。

クイックは、ブルペンでの青柳の投球を視察した金本知憲監督が「球威が落ちない。1秒かかっていないし、ランナーがいなくても投げたらいい」と目を見張るほどの上達を見せ、新たな武器に。

「クイックや牽制は、実戦で試してみてまだ完璧ではないので、試合で使えるか見極めていきたい」

ウインターリーグの実戦の場で、さらなる向上を目指します。

秋季キャンプでは、新球としてカーブの習得にも挑戦。

「バッター相手にはまだ1球も投げていないので、(ウインターリーグは)良い機会。キャッチャーが誰かわからないので配球もわからないけど、投げてみたい」

来季を見据えて、カーブの精度アップにも意欲を見せました。

秋季キャンプで課題を克服し、尚且つ急成長を遂げる青柳を、金本監督は来季の先発ローテーション5番手候補に。4勝を挙げたルーキーイヤーから、2年目のシーズンへ、大きな期待が寄せられています。

「岩田さんや実績のある方もおられるので、5番手の意識はないし、自覚はないです」といいますが、「監督に期待してもらえるのは嬉しいので、その期待に応えられるようにしたい」と表情を引き締めました。

先発ローテーション入りを手中にするためにも、ウインターリーグは大切な実戦の機会。

「カーブ、牽制、クイック、フィールディング、実戦ならではのことができる。投げる以上は勝ちたいし抑えたいけど、数字にこだわりすぎず、キャンプから挑戦していることを試していきたい」

海を越えて台湾の地で、奮闘の日々が始まります。

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