ニュース

オフシーズントラ番ニュース

TOP > ニュース > オフシーズントラ番ニュース

2016.11.28
1人じゃ寂しい

東京都港区のホテルで『NPB AWARDS 2016』が開催され、今季のタイトルホルダーが一堂に会しました。セ・リーグ最優秀新人賞には、高山 俊外野手が選出されています。

「一年間やり続けるという体力が本当になかったので、波が激しくて大変なシーズンだった。まだ一年しかやってないし、胸を張れる成績を残していないので、来年からもっともっと頑張りたい」。投手のレベルを始め、色んな戸惑いがあったと言うルーキーイヤーは、まさに自らの課題と向き合う一年になりました。

「こういう賞をもらえて嬉しいけど、チームは4位だし(一軍表彰は)ボク1人。記録達成で貰えたんじゃなく1年目の賞なので(来季は)色んな成績を残した選手と一緒に立てるようにしたい」。高山は、表彰の喜びと同時に今後の飛躍を強く誓っていました。

「1人はちょっと淋しいな」。 そんなゴールデンルーキーの晴れ姿を見届けた坂井信也オーナーですが、猛虎勢が少ない表彰式の様子を嘆き「(高山は)もっともっと出来ると思う。(来年は阪神の選手で)ベストナインを総ナメする位、頑張って欲しい!」と強烈な檄を飛ばしています。

これに先立って行われたファーム表彰には、ウエスタン・リーグ最多勝利(9勝)の秋山拓巳投手と最多本塁打(14)・最多打点(62)の陽川尚将内野手が出席。壇上で秋山は、「(9月には4年振りの一軍勝利をあげたシーズン終盤から秋季キャンプにかけて)しっかりアピール出来たので、(来季は)最後という気持ちで、しっかりトレーニングに励みたいと思う」と不退転の覚悟を示しています。

兵庫県西宮市の球団事務所で岩崎・北條・梅野ら6選手が契約更改交渉を行いました。

「ある意味、今までで一番良い話し合いが出来たかなと思う。試合に出る出ないもそうだけど、出なかった時でも見えないところでの評価をしてもらった」。11年目の今季は111試合に出場して打率.231 ・1本塁打 ・2打点にとどまった大和外野手ですが、思いの外 柔和な表情を見せます。

熾烈を極めるポジション争いですが、「内野手で入って来た人間だし、もう一度内野手で勝負したいという、その気持ちだけ。セカンド一本」に絞って、野球人生を懸ける決意を示しました。

プロ12年目となる来季はスイッチヒッターにも挑戦する大和。「案外 急だったというのもあるけど、色んな意味でチャレンジ出来る事は良いことだと思うので、プラスに考えて・・・。今のところ実戦で何もしてないので何とも言えないけど、しっかりと来年には勝負出来るカタチには持って行きたい」とオフは左打ちマスターに専心するつもりです。

「オフシーズントラ番News」は公式携帯サイトからもご覧いただけます。