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2016.12.14
死に物狂いで

日中も厳しい冷え込みとなった14日。寒風が吹く鳴尾浜球場では、多くの若手選手たちが自主練習を行いました。

梅野隆太郎捕手も、その一人。「打つのは甲子園でしているので、鳴尾浜ではトレーニング中心でやっています」と、ウエートトレーニングやランニングで充実の汗を流しました。

このオフ、ウエートトレーニングは、金本知憲監督が若手選手たちに課している重大なテーマ。梅野も「ケガしない体づくりのために、ここでしか貯金できないので。シーズン中は追い込めないし、今しかできないから『やっておけ』と監督は言われてるんだと思う。しっかり準備したいです」と精力的に取り組んでいます。

秋季キャンプ中はもちろん、今年はキャンプ終了後も約10日間、若虎たちは2次キャンプとしてウエートの強化トレーニングを敢行。甲子園で徹底したトレーニングを積みました。その最終日、金本監督は選手の状態をチェックし、それぞれにオフの目標を設定。その目標をクリアできたかどうかは、来年2月1日の春季キャンプ初日に、指揮官が確認する予定です。

金本監督から与えられた目標を、梅野はすでに達成。「クリアしています。それを維持して、さらに上を目指してやっていきたい。強化して、5キロでも10キロでも重さを上げられるように」と、力を込めました。

ウエートトレーニングで今、重点的に取り組んでいるのは下半身。「スクワットの課題が出ていて、目標設定値もあるので」と強化に励んでいます。

近日中に福岡へ帰る予定ですが、帰省中も「トレーニングを中心に、体を仕上げていきたい。環境があればティーもしようと思ってます」。もちろん自主練習は継続します。

1月には、昨年に引き続き、沖縄で能見篤史投手らとの合同自主トレに参加予定。

「去年は初めての参加で、メニューや流れを教えてもらいながら、付いていってる感じがあったけど、今年はスムーズにいくかなと。今年は緒方さんがいるので、一緒に残って打ち込みをやりたいですね。打つ量を増やしていきたいです」

ベテラン左腕とのコミュニケーションで捕手としての幅を広げながら、持ち味である打撃の向上も目指します。

3年目の今季は、一軍出場わずか37試合、打率.135、0本塁打、4打点。ファームで、打撃不振に悩む日々を過ごしました。

「今年は悪かったけど、終わったことだからプラスに変えられるように。先を見据えて、スタートするしかない。あとは気持ちです!」

来季に向けて、胸にあるのは「死に物狂いでやるぐらいの気持ち」。寒さ厳しい鳴尾浜で、梅野が雪辱に燃えていました。

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