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2016.12.16
新天地へ

オリックスからFAで獲得した糸井嘉男外野手の人的補償として、金田和之投手が同球団へ移籍することが発表されました。

金田は2012年のドラフト5位で、大阪学院大から阪神に入団。プロ2年目の2014年に一軍デビューすると、主に中継ぎとして40試合に登板し、先発勝利を含む5勝1敗、防御率3.61と活躍します。4年目の今季は、中継ぎで6試合に登板。1勝0敗、防御率6.00に終わったものの、秋季キャンプでは成長した姿を見せ、来季に向けて金本知憲監督も大きな期待を寄せていました。

オリックスは今季、最下位に沈み、チーム防御率はリーグワーストの4.18。育成重視ではなく即戦力となる投手の獲得を決め、阪神が提出した28名のプロテクトリストから外れている選手の中から、金田を選出しました。

MAX150キロ超の直球を持ち味とする26歳の右腕を、オリックスは来季の一軍戦力として評価。中継ぎでの起用を示唆しています。

金田は阪神球団を通じ、「突然のことで正直驚いています。タイガースを離れるのは寂しいですが、少しでも早く気持ちを整理し、切り替えて、来季、オリックスの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」とコメント。

オリックスから期待を受けての移籍。新天地で、飛躍のチャンスを掴みます。

阪神にとっても、中継ぎ陣の充実は来季に向けての重要なポイント。セットアッパーとしての期待もかかる松田遼馬投手が、大阪市内の放送局でラジオ番組の生放送に臨みました。

番組では今季を振り返り、「一年やっていないので納得してないけど、後半は来年につながる投球ができたのかなと思う」と語った松田。5年目のシーズンは、22試合に登板して1勝0敗1ホールド、防御率は1.00。右肩を痛めて出遅れましたが、8月には10試合連続無失点を記録し、月間防御率は0.59という好成績を残しました。

8月好調の理由は、「ファームで先発させてもらった時に多くのバッターと対戦することができて、その中で新しく投げたチェンジアップの感触が良かった」と自己分析。ファームで先発を経験したことで、配球やバッターとの駆け引きを勉強し、その過程で習得したチェンジアップに手応えを得たようです。

その変化球を生かすのも、最大の武器である直球があってこそ。「真っすぐに自信があるというか、アピールしていきたいボールなので、精度もキレももう一つレベルを上げたい」と、直球へのこだわりを口にしました。

起用については「監督やコーチが決めることなので」としながらも、「来季は中継ぎで、勝ち試合に投げるような投手になりたい。七、八回を狙っていきたいです」とセットアッパー候補に名乗り。「中継ぎだったら、50試合ぐらいは投げないといけないと思うし、防御率は1点台で」。来季の目標を、力強く宣言しました。

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