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2016.12.19
最年長の自覚

安藤優也投手が、西宮市内の球団事務所で契約を更改しました。

「今年はアップの評価をいただきました」とすっきりした表情で会見場に現れた安藤は、「4年連続で50試合登板できたのは個人的に良かったですけど、チームとしては優勝できなかったしCSにも出られなかった。そういう意味では、まだまだ悔しいシーズンだった印象です」と今季を振り返りました。

15年目のシーズンは、自身も「目標にしていた」という50試合に登板し、0勝1敗11ホールド、防御率は2.53。開幕はファームスタートでしたが、4月10日に一軍昇格すると、安定した投球でブルペンを支え続けました。

今月27日に誕生日を迎えると、39歳に。今季限りで福原忍投手が引退し、来年は投手陣最年長になります。

「最年長の自覚を持って、来年はやりたい。自分だけのことじゃなく、チームのことを第一に考えながらやっていきたいです」

同級生で、来季からキャプテンを務める福留孝介外野手には、「僕がサポートする形になると思うので、ピッチャーのことはドメに負担をかけないように。能見や(藤川)球児もいるので、ドメを盛り上げていけたら」と、後押しすることを約束しました。

後輩投手陣を牽引するためには、「背中で見せるのも口で伝えるのも必要」とベテラン右腕。

「1球の大切さ、1球の怖さを、後輩たちに伝えていきたい。1球で場面や状況は変わる。僕も1球でいろいろ失敗してきた。意味のある失敗ならいいけど、意味のない失敗を繰り返してきたので。意図のあるボールを投げるよう、アドバイスしたい」

15年間のプロ生活で積み上げた経験を、後輩たちに惜しみなく伝授する考えです。それもすべて、チームの優勝のため。

「リリーフになって50という数字は一つの目標なので、来年も投げられたら最高」と5年連続となる50試合登板を目指しますが、「それは二の次で、まずは優勝」と断言します。

「11年間優勝できていない。優勝するために、微々たる力かもしれないけどちょっとでも力になりたい。優勝したい気持ちは例年になく強いので、来年こそは優勝目指してがんばります」

「優勝して、金本監督を男にしたい」。頼れるベテランは、力強く語りました。

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