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2016.12.20
帰省の途に

1年目の選手を中心に鳴尾浜で行っていた強化指定練習が、この日で年内は打ち上げとなりました。

板山祐太郎外野手は、「しっかりトレーニングできたしバットも振れて、充実していました」と満足げな表情で強化指定練習を総括。特に力を入れて取り組んだウエートトレーニングは、「キャンプ中は練習の疲れもあって(重量が)上がらなかったけど、キャンプの疲れも抜けて、追い込んでできました。これだけ上がったのは、自分でもビックリしています」と成果を口にしました。

オフのウエートの課題として金本知憲監督が選手それぞれに与えた目標数値は、既にクリア。それでも気を緩める様子は全くなく、「(地元に)帰ってからもしっかりやって、今より重量を上げて(鳴尾浜に)帰ってきたい」と貪欲な姿勢を見せます。

この日は午前中に練習を終えると、荷物をまとめて午後に帰省。1月はじめ、強化指定練習再開で鳴尾浜へ戻ってくるまで、年末年始は神奈川の実家で過ごします。プロ生活1年目を終えて久しぶりの帰省ですが、「1年間戦える体力、身体を作らないといけないので、トレーニング中心で。バットを振る量も増やしたい」と休息するつもりはありません。学生時代は休んでいたといいますが、プロとなった今は心構えに変化が。

「今年一年やってみて、力のなさを痛感しました。でも逆に、少し結果を出せた時はすごく嬉しかった。やればやるだけ返ってくるというのを感じたので、来年いい思いをするためにも、このオフしっかりやりたいと思っています」

ルーキーイヤーの今季は、40試合に出場して106打数25安打、打率.236、5打点。ドラフト6位入団ながら一軍出場のチャンスを掴みましたが、その数字は自身納得できるものではありませんでした。それでも、シーズン終了後に参加した宮崎でのフェニックス・リーグでは、3試合連続で猛打賞を記録するなどバットでアピール。秋季キャンプでは二塁守備に本格挑戦するなど、来季へ向けて金本監督から大きな期待を寄せられています。

強化指定練習は同期入団の高山や、横田、植田らと合同で行っており、「一緒にやることによって勉強になるし、他の人がどうか目に見えてわかるので僕もやろうと思う」と持ち前の負けん気をチラリ。年末年始の自主トレは一人で取り組みますが、「自分との闘いが一番精神的にキツイけど、掛布さんも一人の時間が大事だと言っていたので黙々とやろうと思っています」と表情を引き締めました。

1年目の戦いを終え、充実感を漂わせながら帰省の途に就いた板山。年が明ければ、さらに大きくなった姿で鳴尾浜に帰ってきます。

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