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2016.12.24
出たのはお腹!?

高宮和也投手と桑原謙太朗投手が、大阪市内のショッピングセンターでトークショーに出演しました。

スーツ姿でステージに登場した両投手は、まず今季を振り返ります。

「春先早々にケガをしてしまい、そのまま戻ることができず、悔しいシーズンでした」と高宮。5月上旬に右脇腹筋挫傷で登録抹消されて以降、一軍昇格できず。16試合登板、0勝1敗、防御率6.39に終わった11年目のシーズンを嘆きました。

桑原は今季、プロ9年目で初めて一軍登板なし。多くの選手が昇格のチャンスを与えられた中で、一軍での起用がなかった11選手のうちの一人に。「1回も一軍に行けなかったので、すごく悔しい」と、無念さをにじませます。

今季は思うような活躍ができなかった両投手ですが、『質問コーナー』でファンから来季の目標を問われると、決意を熱く語りました。

高宮は、「ピッチャーの補強は目立ってなかったし、中継ぎで名前が挙がっているピッチャーもいるけど、1年間フル回転できる実績があるピッチャーはなかなかいない」とし、「去年はほぼフルで回って、自信はある。去年以上の成績を残せるよう、ケガに注意してフル回転できるようにしたい」と力を込めます。昨年は、52試合に登板して防御率3.03。左のセットアッパーとしてブルペンを支え、巨人の阿部キラーぶりを発揮しました。ケガさえなければ、その輝きを取り戻せる。高宮には、その自負があります。

今季54試合に登板した高橋聡文投手や、来季から中継ぎに転向する岩崎優投手、成長著しい島本浩也投手など、中継ぎ左腕のポジション争いは激しくなりますが、「負けるつもりはない」とキッパリ。「キャンプからいい形で入れるように、しっかり準備したい」と、35歳で迎えるシーズンに意欲を見せました。

桑原も、「若手有望株がいっぱいいる中で、押しのけないといけない。球の速い石崎や歳内、松田を押しのけて、どれだけアピールできるか」と負けん気をチラリ。「まずは下で頑張って、上に呼ばれるようにしたい」と抱負を口にしました。

『質問コーナー』では他に、キャンプでのリレーについての話題も。

金本知憲監督の発案で実施され、キャンプ名物となった選手対抗リレーですが、ベテラン左腕には過酷すぎたようで…。金本監督に抱きつかれ侵害されながらも、必死の形相で走る高宮の姿に、心を掴まれた(?)ファンは多いことでしょう。

「年齢的にも上のほうなので。全力でやった結果が、あれです(笑)。足が動かなくて、気持ちとお腹しか前に出なかった」と高宮が告白すると、大きな笑いが。「おかしな走り方で、自分で(映像を)見ても笑いました。リレーに備えて自主トレします」と愛嬌たっぷりに話しました。

ストラックアウトに挑戦したちびっこにサインボールをプレゼントしたり、ファンと一緒に記念撮影したり。トークショーを終えた高宮は、「リレーとか、みんな見てくれていたみたいで(笑)。思ったより子どもが来てくれていたので、嬉しかった」とニッコリ。「『頑張らんとな』と思いました」。ファンとのふれあいで、再起に賭ける思いをより強くしたようです。

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