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2016.12.31
若虎台頭の一年

2016年も遂に大晦日。日頃なかなか出来ない家の用事を手伝ったり、テレビの歌合戦などを観ながら一家団欒のひと時を過ごす選手も少なくありません。年越しそばを啜り除夜の鐘を聞く定番の情景に、今年もここまで来たか?と言う感慨もひとしお!・・・かも知れません。

『超変革』を掲げてスタートした2016年のシーズンでした。Bクラス 4位と言う成績でも、金本新監督の下 若虎たちが躍動して例年になく未来へ可能性を感じさせてくれた今季を振り返ってみるとさまざまな思い出が蘇ります。

オープン戦1位で迎えた開幕戦(対中日・京セラドーム大阪)は、高山・横田のフレッシュな1・2番でファンの度肝を抜いて金本阪神が華々しくスタート。4月27日には育成選手だった原口が支配下登録されて初出場初安打の一軍デビューを果たします。

経験の浅い若手に疲れが出始めると勢いが止まり、苦しい時期もありました。7月20日の巨人戦(甲子園)で西岡が左アキレス腱を断裂する大怪我で残りのシーズンを棒に振ってしまいます。7月24日(対広島・マツダスタジアム)には不振の鳥谷がスタメン落ち。連続フルイニング出場が667試合で遂に途切れました。その後、ショートには北條が定着してシーズン100安打を放つなど著しい成長を見せています。

全体的に振るわなかった中堅・ベテラン勢ですが、4番を打つ福留は日米通算2000安打など節目の大記録を次々と打ち立てる大奮闘。7月30日 中日戦(甲子園)では自身2度目で史上最年長(39歳3ヶ月)となるサイクル安打も達成しました。

投手陣では、これまで順調に伸びて来ていた藤浪がプロ4年目で一つの壁にぶつかる一方、3年目の左腕・岩貞が9月の月間MVPを獲得する活躍も光って一気に初の2ケタ勝利へ到達。また、ブルペンは守護神・呉昇桓の穴を埋め切れない状態で最後まで不安定な状況でした。

ペナントレース中盤は やや調子を落としていた高山も、連日に渡る金本監督らとの早出特訓の成果が徐々に実を結びます。球団新人最多となる136安打を放って 、猛打賞13度はセ・リーグ歴代2位。得点圏打率もリーグ2位の.377など立派な成績を残して最優秀新人賞に選ばれました。

新人の6人中5人が一軍デビューを果たすなど11名もの日本人選手がプロ初出場と言う若虎台頭のシーズンとなった今季。この将来への投資を花開かせるべく、指揮官は選手各自に課題を与えて2月のキャンプ初日からしっかり動けるよう命じました。超変革を継続し『挑む』新年は、もう目の前です。

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