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2017.1.7
神様は見ている

穏やかな天候となった週末。高山 俊外野手が、7日 東京都府中市の明治大学野球部グラウンドで自主トレを公開。キャッチボールやマシン打撃などで汗を流しました。

昨季セ・リーグ最優秀新人賞に輝いた活躍もあって前日6日には故郷の千葉県船橋市から特別功労表彰を受けた高山。地元の子供たちから注目される立場でもあるという自覚を新たにしています。

「(お正月は)ゆっくりしようか?とも思ったけど(そういう気にもなれず)体を動かしていた」。新春は3日から本格的に始動したと言う高山は、6月に調子を落とした昨季の反省を踏まえて「成績が落ちない体づくり。技術面もそうだが、それ以前にバテが来ないような体づくり」が今オフの大きなテーマです。

「(今季は)全試合スタメンを大前提として、その上で目標として3割20本。(個人タイトルの目標について)それはない。優勝を目指してやる。去年はチームが4位で悔しい思いがあった。来年は優勝して笑って終わりたい。あんまり数字は言いたくなかったが、それぐらいの気持ちがないと厳しい!」。

昨季の新人王は、糸井加入で激化するレギュラー争いへ気持ちを引き締めます。「どうなるかわからないけど、キャンプからアピールしていかないとオープン戦まで残れない。(長距離砲の期待に関して)そこを求めるというより、そこも求めたい。引き出しを多く持ちたい」。進化した肉体で沖縄へ!・・・2年目の高山にさらなる飛躍の予感が漂っていました。

鳴尾浜にも帰省先から選手たちが続々と戻って来つつあります。入寮したばかりのルーキーですが、新生活の準備はもちろん 新人合同自主トレに備えて体の状態も整えなくてはいけません。そんな中、初めて顔を合わすプロの先輩たちに挨拶をする事も極めて大切と言えるでしょう。

ドラフト2位ルーキー小野泰己投手(富士大)はグラウンドで自主トレ中の岩貞に挨拶した後、「(プロ野球選手の)雰囲気とかを感じた。オーラがあってキャッチボールしている姿に見入ってしまった」と一般ファンのようなコメントです。

今年の球場開きとなった6日には鳴尾浜チーム一番乗りで自主トレを行った岩貞祐太投手。先輩左腕・能見らと予定している沖縄での合同練習に備えて連日ウエイト・トレーニングに汗を流しています。

「年末から気合い入れてやってた。継続しないと!と言われている。例年とは全く違う(トレーニング内容で)ウエイト中心にやっている。(鍛える部位はバランスよく)全身ですね。普段はあまりやっていなかった。本格的には、シーズンが終わってから取り組んだ。(その成果としてバーベルなどを)挙げる重量も違って来た」。

故郷・熊本では年末、被災地を励ますべく野球教室に参加するなど社会貢献。実家近くの神社を訪れた初詣では、「もう震災がないように!」とお願いして来ました。「おみくじは末吉だったので、まあまあ。仕事のところは(金本監督からも言われているけど)『継続するように』とあって、神様は見てるな!」と感じた岩貞です。

昨オフは台湾のウインターリーグ(2015年11〜12月)もあって「(昨年シーズン終了まで)ずっと投げっぱなしだったので」、今回のオフは「1ヶ月弱位(肩を)休ませ」まだ本格投球はやっていません。ブルペン入りの時期は今後トレーナーとも相談しながら決めて行くつもりでいます。

今季は2年連続2ケタ勝利でチーム内で揺るぎない地位を固める大事な1年。若き左腕は、静かに熱い血をたぎらせていました。

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