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2017.1.8
程よく遊べ!

新人合同自主トレがスタート。初日の8日は朝から一日中雨が降る悪天候の為、急遽 予定していた鳴尾浜から甲子園新室内練習場へ場所を変更して行われました。

ジャージの上から名前入りのビブスを着けたルーキー8人が人工芝で躍動します。ウォーミングアップを終えて、金本監督が到着すると全員 横一列になって挨拶。「せっかくプロの世界に入ったんだから長い間(長く良い成績をあげられるように)やって欲しい!」などと訓辞を受けました。

午後には鳴尾浜へ戻ってウエイト・トレーニングを行った新人たちですが、ドラフト2位 小野泰己投手(富士大)は「初日なんで外でやりたかった。初めての練習だったので、無理せず自分の体と向き合ってやろうとは考えていた」と感想を述べました。

岩手県花巻市で過ごした大学時代は一日3km以上走る事が義務付けられていたそうで、年末年始もみっちり鍛えて準備は万全。初日の練習は「しっかり動けていたので・・・どこも違和感なく」無事に乗り切る事が出来ました。今後のトレーニングに関しても「(大学時代鍛えて来たので)それなりに付いていけるんじゃないかな」と自信を持っています。

ドラフト1位 大山悠輔内野手(白鷗大)は「プロ野球選手になった実感が湧いてきた。今までの野球人生で(練習を)これだけの人に見られた事はないので正直疲れたところもある」と話しました。「(監督から言われたのは)程よく遊べ!と・・。野球だけだったら一杯いっぱいになってしまう。息抜きを見つけて、野球も生活も充実して一日を過ごしたい。(今は)正直 楽しみと不安が半々。結果の世界なので、結果に不安もある。不安を消すため一日一日しっかり練習したい」大山です。

金本知憲監督は『程よく遊べ』の意味について、「この世界に入ったんだから一生懸命やって行くのは(当然だけど)・・いきなりギスギスした事言いたくなかったから。たまには遊び心を持ちながら余裕を持って(という意味で)たまには遊べよ!と。ボクもそこそこ美味しいモン食べに行ったりとか、羽目外したりも多少あったから、遊び心・余裕というのは持っても良いよと言うね」と説明しています。

夕刻には兵庫県西宮市のホテルで合同スタッフ会議が開かれました。球団幹部・編成部門や一軍・ファームの監督・コーチ陣が一堂に会してチームの年度方針を確認。キャンプの内容などについても話し合いが行われた模様です。

左アキレス腱断裂からの復活を目指す西岡について金本監督は、「まぁ二軍で。出来れば沖縄の暖かい所で!と言うのはあるけど、やっぱり、そうは言ってもリハビリだから」と安芸キャンプに振り分ける事を示唆。藤川らベテラン勢に関しては今後 本人の意向も聴きながらになるとしながらも「(若手を)締める選手がいなくなるのも」困るので、その辺りの兼ね合いを考慮して沖縄・安芸組の人選を進めて行きます。

また、今キャンプでは紅白戦を多く組み入れる方針。昨年は練習時間を多く取って実戦は少なめでしたが、「両方でしょうね。投手は(もっと実戦で)投げさせたいし、去年より実戦が増えてると思う。(理由は)秋のキャンプであれだけ追い込んでも出来てるから、パフォーマンス下がる事なく・・。それだけみんな体力ついて来てるから。鍛えるキャンプの中での実戦と言うのを・・両方やります!」と指揮官は断言しました。

練習で疲れた体で実戦を重ねる事に関しても「正直 シーズン中はもっと疲れてる」から問題はない!と言います。更に、金本阪神が力を入れて取り組んで来たウエイトトレーニングを「春も継続してやるよ。やらないと意味ない」とした上で、「基礎体力がついた人間をパフォーマンスに生かすトレーニング」も新たに取り入れて行く方針を明らかにしています。

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