- 2017.1.25
- 伝統のブラック
５月の巨人戦（23〜25日・甲子園）で着用する伝統の一戦 〜 THE CLASSIC SERIES 〜 期間限定ユニフォームが、甲子園の球団施設内で披露されました。2010年などにも期間限定で採用された大阪タイガース『ダイナマイト打線』時代・1948〜49年の復刻版。2017年バージョンにリメイクされた上下濃紺色の通称ブラックユニフォームです。
モデルとして登場したのは、狩野恵輔外野手と藤浪晋太郎投手。「強そうに見える。勢いがあるような」（狩野）、「着心地が良い。ストレッチが効いていて、インパクトが強烈」（藤浪）と黒い勝負服を歓迎します。「勝てば良いユニフォームになるので、良い印象に出来るように」と異口同音に話して打倒巨人への決意を新たにしていました。
「入った時から巨人にだけは負けるな！と言われていた。去年（対戦成績が）あんまり良くなかったので、今年は勝たないと。元々巨人戦は嫌いじゃないし・・・そりゃ、やっぱ燃えますよ！」。新選手会長の狩野恵輔外野手が、チームを代表してライバルへの思いを語ります。
兵庫県・淡路島で行った自主トレの成果も上々で、「仕上がりはネ、体が大きくなったけど、動く部分に関しては例年より良い。それが果たしてキャンプ・シーズンに入って良かったかどうか？は分からないけど、今のところはすこぶる順調だ！と、自分では」感じています。
近年は食に興味を持って、プロテインなどサプリメントに頼るのでなく肉・野菜と言った自然の食材をしっかりバランス良く食べながらトレーニングを重ねて増量を図り、昨季まで84〜5kg辺りで推移していた体重も現在90kgに。増え過ぎてはいけない！と細心の注意を払いながら、キャンプで減量される事も計算に入れて、「88kg位で、しっかり出来るように」開幕へ照準を合わせています。
それでも、如何に現状が良くても結果が出なくては何も言えない世界である事は骨身に沁みているベテランだけに決して大きな事は言いません。キャンプはファーム組の高知・安芸へ。最初から厳しく鍛えられる若虎たちとは違って、ある程度は自分のペースで調整を許される立場ですが、「安芸から又 這い上がって」開幕一軍を目指すハングリーな気持ちが失われる事はありません。チームリーダーとしての気概は持ちつつも、狩野の闘争心は新人の頃から変わらず若々しくたぎり続けています。
