- 2017.2.10
- チョコレートに笑顔
キャンプ2度目の休日。岩貞祐太投手と坂本誠志郎捕手が、休日を返上してチーム宿舎に隣接する室内練習場でトレーニングを行いました。
明日11日の紅白戦に登板予定の岩貞は、キャッチボールなどで調整。「今の自分のベストなピッチングをしたい。打者に差し込むような球を投げられれば」と、自身初となる実戦でのアピールに意気込みました。
ウエートトレーニングで汗を流した坂本は、「自分は休める立場ではないので」。正捕手争いを勝ち抜くべく、実戦に向けて闘士を燃やしています。
ちょっと早めのバレンタインデーを楽しんだのは、2年目の青柳晃洋投手と板山祐太郎外野手。チーム宿舎で報道陣から、自身の背番号入りタイガース仕様のチョコレートケーキをプレゼントされると、とびきりの笑顔を見せました。
8日の紅白戦では、白組で先発し2回を1安打1奪三振無失点に抑えた青柳。課題とする左打者から安打を浴び、四球も出すなど反省点はあったものの、金本知憲監督は「風格が出てきた。マウンド上で作ったものじゃなく、どっしりとして落ち着いて頼もしく見えた。まだまだ安心はできないけど、成長はしているよ」と目を細めました。先発ローテーション入りを目指す右腕は、着実に階段を上っています。
板山は、9日のシートノックで初めて三塁の守備に。8日の紅白戦では一塁に入り、外野手ながら複数のポジションに挑戦中です。「いろんなポジションを守ってくれたら、選択肢も増えてやりくりしやすい。スローイングもいいし器用。どこでも守れる。あのバッティングを生かしたいね」という指揮官からの期待に応えるためにも、チャレンジは続きます。
明日から始まる第3クールでは、13日にDeNAとの練習試合(宜野座)が組まれており、今季初の対外試合が行われる予定です。
昨季は15勝9敗と勝ち越した、同一リーグであるDeNAとの対戦。金本監督は「勝つに越したことはないし、勝ちにはこだわるけど」とした上で、「テストというか。若いピッチャーを経験させるのと、競争の中の採点。振り分けも考えないといけないから」と、若手選手のテストの場であることを強調しました。
紅白戦、対外試合と実戦が増えだすキャンプ中盤へ。一軍への生き残りを賭けた戦いが、いよいよ始まります。