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2017.2.11
全然苦にしない

建国記念の日。キャンプは第3クールに入りました。宜野座から横田が緊急離脱。ここ数日間、頭痛の症状が治らなかった為、関西に戻って精密検査を受ける事になっています。金本知憲監督は、「心配してるし、早く良くなって欲しい」と切に語っていました。

時折雨が降る肌寒い天気にも関わらず今キャンプ最多1万人が詰めかける中で紅白戦が行われました。白組先発・岩田の乱調につけ込み、紅組が序盤に大量点を奪います。

初回4番 原口の右中間適時二塁打で先制した紅組は、2回表にも7番 江越からの6連打で4点を加えます。岩田は2回(54球)8安打5失点と課題を残しました。ショートを守るルーキー糸原は初回から2打席連続安打で4打数2安打1打点1盗塁とアピールしています。

「左投手は全然苦にしない」という糸原健斗内野手ですが、「(盗塁は)塁に出たら積極的に行くように言われていた。(ショートの守備については)まだまだ出足とか・・・。一歩目とか、大事にしたい」と反省点も忘れずに上げていました。

紅組先発・秋山は抜群の制球で2回打者6人を完璧に抑え、次のように振り返りました。「(昨秋から手応えを感じていた)真っ直ぐを今日良い感じで出せたと思う。(昨季)中継ぎで投げた時 自分なりにコツを掴むモノがあった。キャンプではその精度をしっかり上げて行く事とゲームとか打者との対戦を想定して組み立てて行く。これを課題にして、ずっとやっていきたい」。

課題に変化球をあげた秋山。「右打者に投げたカットボール。左に投げる時と比べると大きく緩む」と話す一方、「左打者に今日はシュートを投げられた。去年までは右打者には使っていたが、左には投げていない。今日はそれで凡打が取れたので、選択肢が増えた。感じは悪くないので、これを出し続ける事が大事です状態は良いけど、もっと上を目指してやって行きたい」と胸を張っていました。

白組2番手で投げたサウスポー山本翔也投手は、糸原に厳しい内角攻めのあと外角スライダーで遊ゴロに打ち取ります。「左打者は絶対抑えると言うのと(根拠を示して、理詰めで)意図して抑えると言う2つのテーマを持ってやっている。(紅白戦では)良い面も悪い面も出した。シュートを使って左も抑えたのは大きい(収獲)。初球からいい当たりをされたのは良くない。(糸原にはスライダーの前に)シュートを2?3球使ったので、それが効いた。(矢野さんからも言われていたけど)対角のシュートがあるからスライダーを生かせる」。左のセットアップとしてブルペンの一角に何としても食い込む覚悟が伝わるコメントです。

試合は5対0で紅組が勝利。原口は相手の盗塁を阻止して、正捕手争いの中、大いにアピールしました。原口文仁捕手は、「まだまだ」としながらも「ただ、一つ刺したと言うのは段階を一つクリアしたかな!と思う。(打つ方では先制二塁打を放って)やっと一本出てホッとしている。これから結果が大事になってくるんで、頑張ります!」と胸を張っています。

「(受けた投球が)投げやすい球だったけど、良いボール放ってたし(これを)続けてくれたら。(打撃面でも)もう一皮二皮剥けたら長打も増えるし・・貴重な右打者」と金本監督の評価は絶大です。

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