- 2017.2.28
- 80点位かな?
宜野座・安芸ともにキャンプ打ち上げ。2月1日から始まった厳しい鍛錬も丸々1ヶ月で終了となりました。沖縄最終日はメイン球場で投内連係・牽制など入念な守備練習を行い、ラストチェックに余念がありません。27日 紅白戦の打席で空振りして左手首に違和感を覚えたキャンベルは腱鞘炎との診断を受けて、この日は別メニューとなりました。
「(皆様の)お陰で充実した1ヶ月を過ごす事が出来ました。今シーズンは『挑む』というスローガンの下、リーグ優勝・日本一目指して頑張りたいと思います」。全体メニュー完了した午後1時半。猛虎ナインと首脳陣・スタッフら関係者が大きな輪を作る中で選手会の梅野隆太郎副会長が挨拶。一本締めで長丁場のキャンプが終わりました。
「まぁ〜80点ですね。(収獲は)若い選手の底上げが少しずつ出来つつあるのかな?というところ」。金本知憲監督が、総括します。「野手では高山・北條・中谷。特にこの3人が目立った。シーズンオフにきっちり連続してくれた。1ランク2ランク、身体も技術もアップしている」。投手では球威が増した青柳や安定した内容を見せた秋山の名を上げて、新人に関しては「小野の存在が大きい。先発か?中継ぎか?まだ決めかねているけど、非常に戦力になってくれるという感じがしている」と話しました。
新キャプテンの福留孝介外野手は、「凄く元気もあって、皆 自分のやりたいことをやっていると思うし、あとは(実戦の中で)色んな課題が出てくると思うので」それを一つ一つ克服しながらチーム全体がペナントレースへ向かって行く事を示唆しています。
キャンプで大いに株を上げたルーキー小野泰己投手が振り返ります。「充実した1か月だった。実戦で投げる事が出来たというのが一番大きい。(収穫について)一つ一つのメニューが大事で、それが他の練習にも繋がってくるということを学んだ。キャッチボールとか細かい部分もしっかりやっていこうと思う。(課題としては)変化球だったり、クイックの投球をしっかりやっていかないといけない」。
指揮官が特に高い評価を与えた北條史也内野手ですが、「全てにおいてレベルアップを課題として臨んだ。バッティングはだいぶカタチも出来て来たけど、守備はまだ全然なので課題が残っている」と開幕まで道半ばである事を肝に銘じていました。
また、2年目の高山 俊外野手も、「冬にやってきた事(を土台としてキャンプに入り、1〜2クールあたりの)前半は本当に力をつけて行く(段階を踏んで)中盤・後半にかけて実戦により近づけていくという・・・本当に良いキャンプだった。やりたい事を芯を持って一カ月間やり続けられたところは良かった」と充実感を漂わせていました。
高知県・安芸キャンプは選手会長、狩野恵輔外野手が一本締めの音頭を執ってスプリング・トレーニングにピリオドを打ちました。ファームの掛布雅之監督は、逞しく成長した選手達の活躍を満足そうに振り返り、キャンプのMVPとして榎田大樹投手と陽川尚将内野手の2人を指名しています。
ナインは沖縄組・高知組ともに夕刻の便で空路 関西へ帰還。久しぶりの我が家へ戻って、漸くホッと一息!です。