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2017.3.7
猛攻で大勝!

甲子園でヤクルトとのオープン戦が行われ、12-2で阪神が大勝を収めました。

阪神の先発は、岩田稔投手。5回を投げ、3安打6奪三振、無失点と好投しました。

二回まで1安打4奪三振。上々の立ち上がりを見せますが、味方打線の猛攻で攻撃時間が長くなった直後の三回、先頭の西浦、廣岡に連打を許し、続く大引には四球を与えて無死満塁に。一死後、鵜久森の内野ゴロの間に失点したものの踏みとどまり、「何とか最少失点で切り抜けられたので良かった」とうなずきます。四回、五回は打者6人。安定した投球を披露しました。

「5イニング投げられたのと、しっかりアウトをゴロで取れたことが良かった。ゴロを打たせて、リズムよく守ってもらうことが大事。キャンプから低めに集めることをテーマにやってきて、それが形にできた」と手応えを口に。「力むと高めにいくので、力を入れるところは最小限に」と心がけ、自身のスタイルである「低めに投げること」を徹底したといいます。納得の投球で得た好結果に、晴れやかな表情を浮かべました。

「今取り組んでいることを、しっかり続けていきたい。ケガをせず1年間投げるのが目標です」。開幕ローテーション入りに向け、左腕が一歩前進しました。

攻撃陣は、2度のビッグイニングを生み出します。まずは二回、高山、鳥谷、原口、中谷の4連続適時打などで一挙7点。打者一巡の猛攻で、ヤクルト・先発の村中に襲いかかります。六回にも、再び打者一巡と打線が爆発。3番手の岩橋から5安打を放ち、5点を追加しました。

7番・DHで先発出場した大山悠輔内野手は、3打数2安打2四球の活躍。金本知憲監督は、「うまいこと対応していたね。2ストライクからはバッティングを変えている。思ったとおり、実戦向き」と、ルーキーの対応力を高く評価しました。大山も「いろいろ工夫していく中で、2ストライクから考え方を変えるのも一つ」としながらも、「追い込まれる前に打つのが自分の中では一番いいと思うので、どんどん振っていけるようにしたい」と口元を引き締めます。

同じく新人の糸原健斗内野手は、三回に二塁の守備から出場して、3打数2安打1打点。「1打席目からしっかりヒットが出て、(3打席目には)タイムリーも出たので良かったです」と胸を張りました。

「左の変化球を、甘い球とはいえ対応して打った。対応力があって、実戦で自分の力を出す。3つのポジションが守れて、守りのミスも見当たらないし送球もいいね」と糸原を評した金本監督は、開幕一軍について「可能性大」と明言。それでも糸原は、「チャンスを与えられたところで、自分のプレーをするだけです。しっかり結果を出していきたい」と、浮かれた様子は全くありません。

夜には、大阪市内のホテルで、阪神電鉄主催の激励会が行われました。

壇上に立った金本監督は、「去年の悔しさを何とか今年晴らそうと、シーズンオフ、春のキャンプと取り組んできて、かなりの若手選手の底上げはできているんじゃないかなという実感は持っています。しかし、若い選手だけでは、なかなかシーズン乗り切れない。若い力とベテラン、中堅の力をうまく組み合わせてやっていきたい。去年より確実にチーム力はアップしていると思います」と力強く語りました。

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